■シチズンシップ教育推進プロジェクト | |||
■シティズンシップ教育導入の背景 ■シティズンシップ教育の現状と課題 ■推進活動の3本柱 ■活動実績 |
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■シティズンシップ教育導入の背景 | |||
「カベの落書き」「ゴミのポイ捨て」「駅前自転車の氾濫」「地域コミュニティの衰退」「犯罪の増加」・・・などといった、社会問題が増加する一方で、「投票率の低下」「政治的無関心」「社会的無力感」といわれるように問題を傍観する冷ややかなムードが蔓延しています。社会問題に対して、我々になすすべはないのでしょうか。 |
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コミュニティや社会にある問題を共有する意識(公共心、社会的・倫理的責任)、自分の住む地域を理解し愛着をもつこと(ローカルアイデンティ)、社会の共通善や発展のために「私は何ができるか」と考え、行動すること(ボランタリズム)・・・といったもの(市民性)の重要性が改めて問われています。 そして、そういった問題を解決するためには、ボランティア活動・パブリック・ワーク(協働)や政治的なリテラシーが必要になります。 このような「市民として行動する際に必要な自覚、能力、技能、態度、知識、認識」などを身につけることが、シティズンシップ(市民性)教育の目標になります。 |
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■シティズンシップ教育の現状と課題 | |||
しかしながら、現状は、 1.学べる場所がない 2.教える人がいない 3.どのように教えるかわからない といった課題を残しています。 杉並区和田中学校での「よのなか」科、品川区の市民科、文部科学省の提唱する「コミュニティスクール推進事業」といった動きもありますし、環境学習・まちづくり学習の事例など素材は充実していきています。 |
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したがって、「人材の育成」「情報・人材のネットワークづくり」「学校教育現場の支援」「学ぶ場をつくること」などが、必要になっていくものと思われます。 |
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■シチズンシップ教育推進ネットの活動 | |||
1.担い手づくり まちづくりワークショップ等を通じた担い手づくり 全国の活動を結ぶ担い手ネットワークづくり 2.知恵の収集・発信 各種広報活動、ホームページ、ニューズレター 翻訳、出版、シンポジウム 3.学校教育の支援、生涯学習の展開 市民講師の派遣、シティズンシップ塾(土日講座)等々 |
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■担い手づくり まちづくりワークショップなどを実施するなかで、ファシリテーター(ワークショップの推進役)を育成していきます。また、全国の教師・ファシリテーター・市民講師・地域アニメーターをつなぐネットワークをつくります。 ■知恵の収集・発信 先進事例を取材し、ホームページやニューズレター・出版などによって、全国へ広げていきます。また、シンポジウムの企画・開催も進めていきます。 ■学校教育の支援・生涯学習の展開 小・中・高校の総合的な学習への市民講師の派遣、土日講座の開催などにより、ワークショップの学びの場をつくります。 |
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■活動実績 | |||
○まちづくりワークショップの開催 町田、横浜、足利、初台商店街など ○講演会の開催 平成17年3月3日学習院大学 長沼豊先生の講演会 『シティズンシップ教育ってなんだろう!?』 |
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○まちづくりワークショップ まちを歩き、良いところ(お宝くん)、悪いところ(困ったくん)を見つけ、地図に記録していきます。模造紙にまとめ、「お宝くん・困ったくんマップ」や、お宝くん・困ったくんを分類した「分類図」をつくります。 この活動から、地域の良さ・悪さの代表イメージが浮き上がってきます。 そこから、ブレインストーミングをしたり、話し合ったりした上で、「夢図(構想図)」をつくり、発表をします。 知らなかったまちが、見えてきます。まちが好きになります。愛着がわいてきます。市民であることが楽しくなります。 (詳しい活動についてはこちらをごらんください) |
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○有識者とのディスカッション 阪大フロンティア研究機構の鈴木崇弘先生と、市民性とは何かについて、議論を重ねてきました。今後もアドバイスを頂きながら、活動を進めてまいります。 |
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■今後の活動 | |||
○まちづくりワークショップの開催 ○まちづくりガイドブックの作成 ○ニューズレターの発行 ○シンポジウムの開催 ○各地取組みとの協働(取材・情報提供) ○NPO法人化 ○有識者へのアドバイザー就任依頼 |
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今後も一層の活動を進めてまいります。シティズンシップ教育推進ネットでは、仲間を募集しております。興味のある方は、お気軽にメールを頂ければ、うれしく存じます。 |
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