みんなで市民社会をつくろう、というキャッチフレーズのもとに、まちづくり・くにづくり・ひとづくりを考えるページです。
シティズンシップ教育ネット citizenship.jp

 
■活動・組織概要
■シティズンシップ教育推進ネットの活動
■活動実績
■ワークショップ
■今後の活動
■組織概要

■シティズンシップ教育推進ネットの活動
0.ミッション
 
ビジョン: 「子どもたち・大人たちが、参加型民主主義を理解・実践するために必要な知識・スキル・価値観を身につけ、行動的な市民となること」
ミッション: 私たちは、上記のビジョンの達成にむけて、”市民性=シティズンシップ”を育むための場づくり、ネットワーク(関係)づくり、コンテンツ(中身)づくりを推進します。
1.人材の育成
 ワークショップを実施するなかで、ファシリテーター(ワークショップの推進役)を育成していきます。また、全国の教師・ファシリテーター・市民講師・地域アニメーターをつなぐネットワークをつくります。
2.知識・情報の収集・発信
 先進事例を取材し、ホームページやニューズレター・出版などによって、全国へ広げていきます。また、シンポジウムの企画・開催も進めていきます。同時に派遣講師のデータベースづくりを進めます。
3.学校教育の支援・生涯学習の展開
 小・中・高校の総合的な学習への市民講師の派遣、土日講座の開催などにより、ワークショップの学びの場をつくります。大人を教育現場に送り,一緒にまちづくりを学ぶことは,成人教育としての効果も期待できますし,地域のつながりも広がります。
4.シンクタンク機能
 日本型シティズンシップ教育のためのカリキュラムや教材の開発・研究を進めます。また、教育のプロと政策・法曹のプロが手を結んで、学びの場を創造します。市民運動家・政治家・教育者・一般市民・金融・経営のプロなど、様々な分野の方が参画しています。
 

■活動実績

○ワークショップの開催
 町田、横浜、足利、初台商店街、青森県中町商店街など

   
 

○国立オリンピック記念青少年総合センターにおいて, 「青少年まちづくりワークショップ」を開催

   

○講演会の開催
 平成17年3月3日学習院大学 長沼豊先生の講演会
 『シティズンシップ教育ってなんだろう!?』

   
○シンポジウムの開催
 平成17年6月17日、「『シチズン・リテラシー』出版記念シンポジウム」を開催しました。
 テーマ:「ジャパニーズ・デモクラシーの構築に向けて
民主主義と教育、公共、個人について考える。」

(撮影:佐藤隆俊)

コーディネーター: 鈴木崇弘 元大阪大学特任教授、
阪大フロンティア機構副機構長
パネラー: 村尾信尚 関西学院大学教授、
「もうひとつの日本を考える会」座長
川北秀人 IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所] 代表
打越紀子 元埼玉県北足立郡吹上町議会議員、
東京新聞市民レポーター
成田喜一郎 東京学芸大学附属大泉中学校副校長
中央大学非常勤講師


○出版・執筆
 ■「シチズンシップ教育の提案」『社会科教育』(2005年1月号、明治図書)

 ■『シチズン・リテラシー』(2005年、教育出版)

 ■「海外教育改革 最新事情 イギリス 市民科−その現状と成果・課題について−」『総合教育技術』(小学館 2005年11月号)

 ■「シチズンシップをどう取り上げるか」『総合的学習を創る』
 (明治図書、2006年1月号)

 
○英国視察
 2005年10月30日〜11月3日、英国の小学校・中学校、教育技能省、CSV、Citizenship Foundationなどを訪問。視察およびヒアリングを行いました。
 この視察をきっかけに、英国の研究者や学校とのネットワークが広がってきました。

 
○有識者とのディスカッション
 有識者と面会し、市民性とは何かについて、議論を重ねてきました。今後もアドバイスを頂きながら、活動を進めてまいります。
 ・鈴木崇弘 阪大フロンティア研究機構 副機構長
 ・片山善博 鳥取県知事
 ・貝ノ瀬滋 三鷹市教育長
 ・長沼豊  学習院大学助教授
 ・小澤紀美子 東京学芸大学教授

■ワークショップの例
  1.まちづくりワークショップ
 まちを歩き、良いところ(お宝くん)、悪いところ(困ったくん)を見つけ、地図に記録していきます。模造紙にまとめ、「お宝くん・困ったくんマップ」や、お宝くん・困ったくんを分類した「分類図」をつくります。 この活動から、地域の良さ・悪さの代表イメージが浮き上がってきます。
 そこから、ブレインストーミングをしたり、話し合ったりした上で、「夢図(構想図)」をつくり、発表をします。

 知らなかったまちが、見えてきます。まちが好きになります。愛着がわいてきます。市民であることが楽しくなります。
(詳しい活動についてはこちらをごらんください)
2.川づくりワークショップ
川を歩き、水質を調べたり、まちづくりにつなげたり、川と親しみ、まちを楽しむワークショップです。三面コンクリート張りの川、生活排水が流れ込むだけの川、かつて生活と密着し、飲み水としても使われたり、泳いだりした川が、今は…。 私たちに身近な川づくりを進めることで、シティズンシップを育みます。
3.政策立案・立法理解ワークショップ
 身近な問題を取り上げ、それをもとに政策をつくり、提案の仕方を考えるワークショップです。立法過程の理解、条例立案の方法などについても考えます。
4.マニフェスト作成・評価ワークショップ
 ローカル・マニフェスト(地方選挙)や、パーティ・マニフェスト(国政)を作成したり、評価するワークショップです。政治との継続的な関わり方を学び、積極的な市民としての知識・理解・態度を育みます。
このほか、ご依頼があれば、各種ワークショップの開発・開催をいたします。お気軽にお問い合わせください。
■今後の活動
○ワークショップ・アクティビティの開催
○教材・ガイドブック・ワークショップの開発・作成
○ニューズレターの発行
○シンポジウム・講演会の開催
○各地取組みとの協働(取材・情報提供)
○NPO法人化
 今後も一層の活動を進めてまいります。シティズンシップ教育推進ネットでは、仲間を募集しております。興味のある方は、お気軽にメールを頂ければ、うれしく存じます。

■組織概要
名称 シティズンシップ教育推進ネット (NPO法人申請準備中)
設立 平成15年11月
代表 大久保正弘 
東京学芸大学教育学部卒
法政大学大学院政策科学研究科 地域・コミュニティ政策プログラム修了 修士(政策科学)
予備校講師、文部科学省検定教科書 編集者を経て、
現在 民間企業の法務部に勤務
政党シンクタンクの客員研究員の経験もあり。
活動内容 英国などで導入されている市民教育(Citizenship Education)を日本でも導入するための推進活動です。
子どもから大人までのあらゆる人々が、ごみの分別などの市民生活の基礎から、市民活動や社会参加の手法を学び、共生や公共についての理解を深め、社会における市民としての資質を養っていきます。
顧問
鈴木崇弘  大阪大学特任教授
大阪大学フロンティア研究機構 副機構長
長沼豊 学習院大学助教授
アドバイザー 片山善博 鳥取県知事